◆清水寺◆
さあ、これから歩け歩け大会です。 お土産屋さん巡りもしたい人はこの坂を徒歩で登って清水寺まで行くのです!と軽く脅して三年坂へ。
最初は楽しそうだった2人もだんだんヘロヘロになっていく。 とか言っている私も足がパンパンになり、坂の途中で屈伸運動を始めたりしながら坂を登る。
2人がアメリカからメールを送ってくれている時から「京都は紅葉シーズンだから混雑しているから覚悟しておいてねー」と返信していたが、週末でなかったことが幸いし地下鉄も、道もそんなに大混雑、大渋滞はなかったから彼らは「混雑ってのはこんなものだ」と思っていたようだ。 しかし、さすがにこの周辺は人が多いのでちょっとよそ見をすると見失いそうになる。
ちょっと目を離すとふらっとお店に入る。 私も途中で漬け物屋さんを覗いたり生八橋を試食したりしてふらつくのでお互い数メートル前後にいるのだが見失いそうになる。 一応もしものことを考えて、ここではぐれたらちゃんとタクシーに乗って京都駅まで行ってこの切符で新幹線乗り場まで来るのよ!と帰りの切符を渡しておくことにした。
ところが、嫁の着ていた真っ赤なハーフコートが非常に目立つので彼女を目印にすれば迷子にはならないとダンナと私は気がついた。 この辺で赤いのは紅葉か彼女のコートくらいで他の人の洋服が原色というのはほとんどない。 途中観光ガイドさんが旗を高々と片手に掲げ団体客を率先していく姿を見た時「私のコートのほうが目立つわ♪」と言っていた嫁。 ごもっとも(笑)
◆ローテク・カメラ◆
本堂に行く前から景色にみとれてバシバシと写真を撮る嫁。 「おーい、予備のフィルム持ってんのー、これから清水の舞台に行くんだよ〜これからがメインだよ〜」と言おうとした矢先ジーッと自動巻き戻しの音が響いた。「ローテク・カメラだからねえ」と苦笑いするダンナ。 去年デジカメを買ったらしいのだが、どうも使い方がわからず、おまけにデータを消滅した苦い過去があるとかで、今回は年代モノのオートフォーカスカメラを持参してきたそうだ。 はいはい、ハイテク・カメラのデジカメが何枚でもお撮りしますですよ。ご安心ください。
◆清水の舞台から◆
清水寺というのは能でよく取り上げられる場所なのでちょっと嬉しい。 創建したといわれる坂上田村麻呂が主人公の「田村」や音羽の滝が謡われている「放下僧」の仕舞も習ったもんねぇ。 そのうち一緒にお稽古をしているピヨピヨ軍団(詳しくは別ページOH!能をご参考ください)と一緒にここにきて謡いながら観光しよう!とか冗談半分で話している場所でもある。 前回京都で桜見物に来たときは時間がなくて寄れなかったのだが、桜の季節もやっぱり見にきたいと思わせる場所だ。 次回こそライトアップの桜か紅葉も見てみたい。
釈迦堂、阿弥陀堂、地蔵堂など見る場所見る場所で違う仏様やお釈迦様がいるので2人は興味深々。 言われてみると確かにいろいろな崇拝像があるのが日本なのだなとここでも当たり前と思っていたことがとても新鮮に思えた。
◆地主神社◆
本堂のすぐ隣の地主神社は縁結びの神様がいるという。 しかし時間もないからと素通りしてしまう私。 なんたってこの2人は夫婦なのだから縁結びの必要ない。 (その前に彼らはクリスチャンである(爆)) そういえば去年も京都に願い事をかなえてくれるお地蔵さんがいるお寺があると知り、是非行こうといいつつも結局は食い倒れな旅をしてしまい、結局行かなかったO嬢、M子、そして私。 3人とも元気に独身のままである。 うがー!またこれでご縁が遠くなったぞきっと(爆) とかなんとかいいつつ実は何事に対してもあまり神頼みをしない私なのでした。 でもご先祖様は大切にしとりますですよ。
◆Q&A◆
不思議の国ニッポンには質問したいことが沢山あるらしい。覚えている質問はこんなものでした。
「五重塔はどうして何段も屋根があるのか?」
「京都にお寺はいくつあるのか?」
「この松は盆栽(最初バンザイと言った、発音は似ているけどね)と同じ種類でしょ? これも盆栽っていうの?」
当たり前に生活している場所で聞かれると実は知らなかったという事実が沢山あった。 その度に人に聞いたり調べたりして自分にとっても非常にタメになりましたよ、ありがとう。
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時間があれば、平安神宮とか伏見神社とかの朱色の建築物もみせてあげたかったが、なにせ日帰り、時間がなかった。 でもこの仁王門だけでも非常に喜んでいたのでよかったよ。
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旧式外套と訳してしまったが間違いではない。そういわれると燈篭って外套なんだよねーと変な実感
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やはり清水寺は観光客も多いのだった。 これでも多いと思っている私も週末の大混雑の京都の想像ができない。 舞台に人数制限とかあるのかしら?
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11月の終わりでまだまだ遅いという今年の紅葉、来月もしばらくは楽しめそうです。
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