◆たらい舟にのって〜♪◆

「うひゃひゃひゃ♪台風どこかへ行っちゃったよ♪ さあ、たらいへ行こう!たらいー(^−^)」 昨晩は深夜3時ごろまで話しこんでいたのに元気である。 いつも思うがこの元気がどうして日常の生活に反映できないのだろうか?(笑)  それはおいといて、たらい〜!

たらい舟ってご存知ですか? 私は佐渡の観光ガイドブックをみるまで知らなかったのだが、風呂おけくらいのサイズのでっかいタライにのって漁をするのだそうだ。 観光としても乗れると知って「是非!是非これは乗りましょう!」と東京にいたときから1人で訴えていた。
台風一過で空は晴れ渡り、海の青さがますます引き立つ絶好な海びよりな日、たらい舟に乗れる「小木」にやってきた。 小木からは直江津行きのフェリーもでている、往復両津港−新潟ではなく、帰りはこっちを使うって手もあるわけだね。 今後の参考にしよう(爆)


(乗船券より)

たらいでの漁はいまでも活躍していてサザエや海藻を獲っているそうだが、漁ではエンジンをつんでいる舟が大半とのこと。 でも観光用は昔ながらの手こぎで、船頭さんがなんてことなく手漕ぎの棒を左右に漕ぐと楕円系のタライがうまいこと前に進んでいく。 私も漕がせてもらったが、同じ場所でクルクルとまるで遊園地のコーヒーカップのように回ってしまって前進しない。 そのうち手だけを左右に動かしているつもりが、全身を左右にスイングしていたようで、タライごと揺れ揺れにしてしまい、一緒に乗っていた人を恐怖に追いこんだようで諦めた。ちぇ。。。(−−) 上手に漕いだ人には「お免状」がでるらしい。 昨晩お会いした横浜からきていたKさんは貰ったらしい。 今度行った時こそは!は密かにリベンジを考えるのだった。





たらい舟に乗りに来たついでにモーターボートに乗っての島まわり観光もしてみることにした。 よいねえ海のある暮らし、船舶免許が本気で欲しいとモーターボートに乗るたびに思ってしまう。 途中に「お光の碑」というのがあった。 昔、お光(おみつ)という女性が恋焦がれた男性に会うために佐渡から本土の新潟・柏崎まで毎晩たらい舟を漕いで渡ったそうな。。。本土までフェリーでも2時間半かかったんだ、 一体、何時間かけて渡っていたのだろう(−−) おまけに、お光のディープな愛に恐怖を感じたその男性、彼女が目印としていた柏崎の岬の灯を消してしまった。 あわれお光は夜の海上で漂流の挙句の遭難死。 「ええっ!それでお光はその後化けて出たんですかあ!」と聞いたものの、それはなかった模様。 
聞けば聞くほどディープな愛なんである。


◆大膳神社◆


大佐渡スカイラインのドライブに行く前によった大膳神社。 鏡板(舞台の後)の絵は松がお約束なのだが、ここの絵には松の横に太陽が描いてあるから珍しいと土地の方に教えてもらったのだ。 一昨日見た瓦屋根の能楽堂とは違ってここは藁葺屋根の能楽堂、ああ、こんなところで昼間からお弁当を広げてのほほーんと見れるなんて幸せですなあ。 堅苦しい雰囲気を得意としない私にはこの方が理想なのだなあ。

だんだん帰りの時間もせまってきていたので、奇石が続くという国定公園の尖閣湾に行けなかったのが非常に残念! リヤス式とか断崖絶壁を見るのがこの上なく好きな私としては絶壁巡りはしたかったのだぁ。ここでもまたひとつリベンジができてしまった。 佐渡!また来るからよろしくねぇ。 と両津港からフェリーで新潟へ戻り、私の小さな夏休みは終わった。 関越道は30キロ渋滞で、東京に着いたのは11時くらいだったが、驚いたのは東京ドームでまだ巨人戦が延長につぐ延長で行われていたことだった(爆)

 


朝イチに乗り場へ行ったので待つこともなく乗ることができた。10分くらいの体験だったのだが、その間に大型観光バスがきて乗り場は大行列、早めに行って大正解♪ 


海は透明で澄みきっている。 モーターボートから「ああ、飛びこみたい」とか思う私だった。 あまり泳ぎは得意ではないのに、いつも海をみると発作的に思うのだ。 これってマズイでしょうかね?


いろんな松の絵は見てきたが、太陽がでているのは始めて。 (大膳神社の鏡板)


正法寺境内には世阿弥が腰掛けて休んだといわれている腰掛石がある。 あまり座りごこちはよろしくなさそうな形でした。 


大佐渡スカイラインの頂上付近の白雲台
大佐渡山脈を上るスカイラインは思ったよりも急斜面と急カーブが延々と続く。 お腹が減っていたこともあり、自分の運転だというのに頂上についた時には少しだけ車酔をしていた、三半規管弱すぎである(爆)
佐渡が一望できる場所は絶景だったが、レストランは改装中とかで閉っていた! お腹へりへりのまま両津まで戻ることになったのだった。 

佐渡、とっても気に入りました。 次回はぼーっとしに行こうと思っております。