◇美ら水族館◇

日常生活ですらあまり漢字が得意ではないのに沖縄の漢字は読めないから道路標識とかも結構辛いものがある。

読谷(よみたん)、北谷(ちゃたん)、嘉手納(かでな)あたりは雑誌なので見かけたことがあるけれど、今回初めて「美ら」とかいてチュラと読むと知った。 危うく「びら」って言うところだったヨ。 そうか、朝の連続ドラマの「ちゅらさん」は漢字があるのか、などと勝手に思ったがその「ちゅらさん」も本土のお話ではないってことをまだこの段階では知らないのだった。沖縄の海は「美ら海」っていうんだそうですな。 確かに美しい海ですわ。 

しかし、読み方がわかっても「美ら=ちゅら、ねえ」と頭の中では納得していない。 猫がキャットに、犬がドックに脳内で日本語から英語に変換されるよりも漢字がひらがなに変換されるのが難しい私の沖縄な旅。 

読むのには苦労した「美ら水族館」は私が今回の旅行で個人的に行きたかったところのナンバーワンだった。 スノーケルはするものの、潜ると耳ぬきができず沈めない。 耳鼻科の医師にも「内耳が弱いんだからやめとけ!」といわれてもこっそり挑戦しては過去2回も耳痛で講習をギブアップしてしまっていている。 それでもまだ憧れているスキューバ。 水族館はそんな私の欲求を少しだけ満たしてくれる場所だ。

水族館は那覇からは多少離れており、もともとはホェール・ウォッチングがキャンセルになったら行く予定でいた。 しかし、無事にクジラもみれたわけで旅行日程に余裕ができた。 車で移動すれば思ったよりも沖縄はいろいろ見て周れるようだ。 それにお天気もいいので海岸沿いのドライブもよさそうだから水族館へも行くことにした。 この添乗員さん(私のこと)は気まぐれで旅の計画をするんですよ。 ほほほっ♪

いやあ、やっぱり来てよかったよ。 大きな円筒の水槽前や頭上を魚が優雅に泳いでいる水槽のトンネルではまるで自分も魚になった気分が満喫できる。 でっかいジンベイザメにちゃっかり乗っかって泳いでいる小魚や、カラフルな魚たちの泳ぐ姿をみながら軽食できるスペースもある。 私たちもここでアイスコーヒーを飲みつつしばし休憩。 

他にも敷地内にあるイルカのショーや亀だけの水槽などもありで大人も充分に楽しめる場所になっている。 こちらの亀はメインの水族館から離れたところにある亀の水槽。 水族館のきらびやかな雰囲気とは違う小さな水槽だが、亀のごとくゆっくり落ち着いて見るにはいい場所だった。 またこの水槽の近くには小さな人口の池と砂地があり、のほほーんと甲羅干しをしている亀も沢山いるし、他にも小亀ばかりが沢山泳いでいる水槽(こちらは横からではなく、上から見るようになっている)もあった。 こんなに沢山の亀さんを見たのは始めてでした。