◆Bullet Train◆
だいたい世界の新幹線タイプの長距離列車の名前はそのまま母国で使われている名前を他国からの観光客も使う。 たとえばアメリカならACERA(アセラ)、スペインならAVE(アーベーエー)、ドイツならICE(イーツェーエー)って感じでそのまま電車の名前で呼ぶ。
日本の新幹線も駅の表示板ではShinkansenだが、世界的にはBullett Trainの名称がよく知られている。 直訳すりゃ「弾丸列車」! なんだかものすごいスピードでぶっとばす電車って感じですよ。 
憧れの弾丸列車に乗った2人は振動が静かだし停車駅でも1分以内でスルスルと動き出す新幹線に大感動。 そうなると、もう聞きたいことが一杯!
「食堂車はないの?」 これにはないから車内販売使ってね
「車内販売はお酒もあるの?」 あるがなぁ、後々キツイからほどほどに飲んだほうがいいよ。
「時速何キロ?」 知らん! (車内販売のおねーさんに聞いたら「少々お待ちください」といって車掌さんを呼んできてくれました(爆)、時速275キロだったーそーです。大阪を超えると285キロ出すところもあるのだそうです。)
「東京の人口は?」 うーん、1000万人くらいじゃないの?(すでに1200万人以上と後日発覚(恥))
「富士山はどこ?」 ここは新横浜だからもう少し先だけど多分見えないと思うよ。 曇ってるしねえ。

それからも車窓から何かを見ては質問大会。 そーさ、日本はこの辺でも泳げるさ、そーさこの辺は温泉もでるさ、そーさ、あの看板は電車に乗っているお客への広告だから田んぼにあってもいいのさー。 (会話は英語ですがあくまでもアバウトにしか答えられない私は気分的に日本語にするとこうなります) 
でも外国の人はこういうことに興味を持つのだと今後の勉強になった。 そしてその後も不思議な国・日本への大質問大会は丸一日続いたのだった。 
2時間20分後到着した京都駅。 近代化された駅をみてどこにお寺があるのかキョロキョロ、なんともかわいい2人でした。(笑)

◆龍安寺◆
なんたって日帰りだから見たいだろう場所、そして私も連れていってあげたいところが沢山あっても限度がある。 地下鉄とタクシーをうまく利用して効率よく観光をしなくてはいけない。 紅葉だけを見にきたわけではないから外国人受けの寺ははずせない。 ってことでまずは龍安寺へ。 海外にいると日本の紹介というとよく見るのがここの枯山水の庭園写真。 枯山水も訳せばThe Rock Garden、なんか情緒ないです。
紅葉は今年はいまひとつらしいが、私達にとっては充分な赤、朱、黄色だわー綺麗だわーとお庭をみつつ浮かれる。 そして石庭へ。
この石庭の意味は? 石の間隔にも意味はあるのか? 白い石の模様はどうやってつけているの? などなど、難しいことを聞き出したぞ。 禅はね、自分で考えないといけないんだよ、その意味がわかった時、それを悟りというのだよ (。-_-。) こんなふざけた対応は観光ガイドさんはできないでしょう。 どう答えるのか私も機会があったら英語の観光ガイドツアーというのに参加してみたい。 龍安寺で貰ったパンフレットだって日本語の説明よりも長々と英語は書いてあるのだよね。 日本語の説明文はまるで日本人は知っていて当然とばかりに簡素だ。 歌舞伎や能の解説とかも日本語
よりも英語の方が実に丁寧に解説されているから多分こういう質問も観光ガイドさんが解かり易く解説してくれるのでしょうね。 しかし、それでは悟りは開けないのかもしれない、ほほほ。 

◆Save the Energy◆
龍安寺から金閣寺までは歩いて15分。 しかしここは体力温存でタクシーを利用することにした。 あまり朝から歩きすぎると夕方までもたないだろう。 タクシーの自動ドアというのは日本特有のサービスなのでドアを開けようとして近づぎすぎてドアに思いっきりぶつかってました。 
運転手さんに「金閣寺へお願いします」というと「ゴールドね?」と運転手さんが言った。 てっきりこれは外国人の彼らへの気遣い(?)なのかとも思ったが、日本人の観光客にも聞くのだそうだ。 「きんかくじ」と言っていると思ったら「ぎんかくじ」だったとか聞いている方は笑えるがその場では笑えない話も多いそうだ。 方言を聞き分けるのが難しいですね、ってことは私も訛っておりましたか? 
 
まずは龍安寺、最初からお楽しみの前には階段ありの中に入るには靴は脱ぐのでサプライズな観光はじまりー


石の庭園は外国の方には人気があります。 禅スピリットってのだね。 あまり難しい質問は私にしないように!

今年の紅葉はいまひとつらしいが、始めての秋の京都な私には充分ですぞー。  龍安寺庭園にて



柿はアメリカ人にはなじみがあまりない果物。 Persimmon(パーシモン)って英語はあってもあまりピンときてもらえません。